5月16日〜5月20日まで
予想レンジ:70円〜83円
先週末終値:80円51銭
今週の円相場はやや円安に流れやすい展開となりそうだ。
先週はオーストラリアの雇用悪化やギリシャ問題で
新たな材料が出てきた事から、ユーロ安、豪ドル安となり
資金の逃避先として米ドル、円が買われ、円は高値圏でもみ合う展開となった。
今週は引き続き欧州が市場の注目となりそうだ。
17日に行われるEU財務相理事会で何か材料が出てくるか注目したい。
しかしギリシャ問題は短期間での解決は難しい。
何かギリシャ問題に関する言及が出てくるか市場は注目している。
米国では19日に米中古住宅販売が発表される。
市場結果を上回る結果となれば、円売りの材料となる。
2011/5/16 更新
5月9日〜5月13日まで
予想レンジ:80円〜82円
先週末終値:80円40銭
今週の円相場は方向感に乏しい展開が予想される。
先週発表された米雇用統計は強弱入り混じった
内容となり市場でも判断が分かれている。
しばらくは米景気や米経済指標を強く意識した動きが続きそうだ。
先週は円相場が一時79円代に突入し一か月半ぶりの高値をつけた。
今週は12日発表の米小売売上高、
13日の米消費者物価指数に注目したい。
弱い結果になれば円高圧力となる。
しかし79円代に入ると介入が意識され始め、大きく円高が進む事はないとみている。
2011/5/9 更新
5月2日〜5月6日まで
予想レンジ:81円〜83円代
先週末終値:81円59銭
今週の円相場はやや円安方向に流れる展開となりそうだ。
日本、アメリカ共に金融緩和政策が行われている中で
日本経済の先行き不透明感が市場では意識されている。
輸出企業の円買いも一段落しており、先週までの円高の流れは終わりそうだ。
今週は重要指標の発表が相次ぐ為、相場が大きく動く事も予想される。
金曜日発表の雇用統計の結果が市場予想を上回ればドル買いが大きく進むと見られる。
また5日には欧州中央銀行の会合が開かれる。
利上げに踏み切れば大きくユーロ買いが進みそうだ
2011/5/2 更新
4月25日〜4月29日まで
予想レンジ:80円〜83円
先週末終値:81円98銭
今週の円相場はドル売りが進みそうだ。
先週、アメリカの格付け会社S&Pが米国債の
格付けを弱含みに下げたのを機に円高・ドル安が進んだ
市場ではアメリカ経済の先行き不安が広がっており、今週もドル売りの流れは続きそうだ。
一部では80円を超えるとの声も聞かれる。
アメリカでは財政門題を巡り、与野党の対立が激化している。
明確な改善策も見えてこないのが現状だ。
仮に80円を突破しても、震災直後と違い、協調介入が入る可能性は低い。
今週は市場を左右する材料が多い。
27日のバーナンキ議長の会見をはじめ、28日には1月〜3月期のGDPが発表される。
目が離せない一週間となりそうだ。
2011/4/25 更新
4月18日〜4月22日まで
予想レンジ:82円〜85円
先週末終値:83円02銭
今週の円相場は方向感を欠いた展開となりそうだ。
来週にFOMCを控え、材料も少ない事から売買が交錯した小幅な展開が予想される。
先週は福島の原発事故の評価レベル7に引き上げられた事や
FRBの幹部の発言で、金融緩和に向けて弱気な姿勢が見え一時82円台まで円高が進んだ。
今週は米企業の決算が相次いで発表される。悪材料が出てくれば、株価が下がりドル売りの
展開もあり得るが、可能性としては低いとみている。
2011/4/18 更新
4月11日〜15日まで
予想レンジ:84円〜86円
先週末終値:85円23銭
今週の円相場は引き続き円安傾向となりそうだ。
先週は欧州中央銀行が利上げを決めた。
その為、低金利の円を売り、先行き期待の持てるユーロを買う動きが見られた。
金融緩和の出口が見えてきた欧米と比べ
日本は震災の影響もあり、出口戦略も見えてこない状況にある。
そんな状況の中、急速に円安が進んだが
売買材料も一巡した感もあり、今週は先週程の
急速な円安にはならないとみている。
今週は材料が少ないが13日の米小売売上高、15日の米消費者物価指数(CPI)に注目したい。
市場予想を上回る結果になれば、米景気の改善期待から、投機筋のドル買いが加速する
展開も考えられる。
2011/4/11 更新
4月4日〜4月8日まで
予想レンジ:82円〜85円
先週末終値:83円66銭
今週の円相場は円安方向に振れそうだ。
先週は週初からドル買い・円売りが進み
金曜日に発表された米雇用統計も米景気の改善を示す内容となった。
市場では米利上げ観測も出てきており、円安方向に進みやい状況だ。
今週は5日にFOMCの3月の議事録が公開される。
景気判断の上方修正を行っただけに、内容が注目される。
さらにFOMCのメンバーの講演も合わせて行われる為、
好材料が出てくれば、円安が加速する展開も予想される。
原発の問題や中東・アフリカ情勢に関してはあまり意識されていないようだが、
深刻な材料が出てくれば、油断はできない。
2011/4/4 更新
3月28日〜4月1日まで
予想レンジ:79円〜83円代
先週末終値:80円98銭
今週の円相場は81円を挟んだもみ合い相場となりそうだ。
市場ではG7による協調介入の警戒感からドル円相場には手が出しづらい状況となっている。
協調介入を行って以降、ドル円相場の参加者が減り輸出入企業等が主な参加者となっている。
また震災の影響による日本経済の悪化が世界経済に
与える影響を見定めるために海外勢が様子見姿勢となっている事も影響しそうだ。
今週の注目は金曜日発表の米雇用統計だ。
ここ3か月は連続で失業率が改善しており、
今回発表の雇用統計でも改善が確認されればドル買いの材料になりそうだ。
また中東アフリカ問題が悪化すればリスク回避先として円が買われる展開も予想される。
2011/3/28 更新
3月21日〜3月25日まで
予想レンジ:80円〜84円代
先週末終値:81円69銭
今週も引き続き円高圧力が残る展開となりそうだ。
先週は原子力発電所の事故の影響で市場が混乱し一時76円25銭まで上昇。16年ぶりの高値をつけた。
しかし日銀の為替介入や先進国による協調介入の合意により80円台まで戻した。
今週は追加の為替介入の思惑から80円を超える投機的な円買いは入りにくい状況だ。
今週も引き続き原発事故が市場の焦点となりそうだ。
原発事故の解決に関する好材料が出てくれば、世界的に株価が持ち直し、混乱が和らげば、
円は次第に下がりやすくなる。
さらに中東やアフリカでも混乱が日増しに強くなっている。
この混乱が原油高を招けば逃避先として円が買われる展開もあり得る。
2011/3/21 更新
3月14日〜3月18日まで
予想レンジ:81円〜84円代
先週末終値:82円78銭
今週の円相場は方向感が掴みにくい展開となりそうだ。
今週は不透明な材料がいくつか重ねっており、どのような展開なるか予想が難しい。
先週金曜日に発生した東日本大震災は地震直後、
円安が進んだが株価が下落した為、投資家のリスク回避姿勢が強まり円は買い戻された。
国内企業の操業停止等で、日本経済が低迷すると判断されれば円は売られる展開になるだろう。
海外ではユーロ圏で18日のストレステスト発表等を含め重要な指標や会議が行われる。
欧州財政問題について悪材料が出てくればユーロ売りドル買いが進み
対円でもドル高の展開となりそうだ。
また原油高止まりの影響で円高・ドル安の材料となっている。
今週は複数の材料が交錯している状況で難しい相場となりそうだ。
2011/3/14 更新
3月7日〜3月11日まで
予想レンジ:81円〜84円代
先週末終値:82円39銭
今週の円相場は円が売られやすい展開が予想される。
市場では米景気の改善期待から強気な見方が多くドル買いが出やすい状況にある。
しかし年度末の為、国内輸出企業の円買いや中東問題等から大きく
円売りが進むことはないと見ている。
先週発表された米雇用統計は市場予想の範囲内で
市場では米景気の回復期待は堅調との声が多い。
引き続き、投機筋等の円売りが入りそうだが、
国内企業の円買いがドルの上値を抑え、中東問題が悪化すれば逃避先として円買いが
進むリスクがある。
2011/3/7 更新
2月28日〜3月4日まで
予想レンジ:80円〜83円代
先週末終値:81円82銭
今週の円相場は不安定な展開が予想される。
雇用統計の発表を控え、米景気の改善期待から
円売りドル買いの動きが出やすい状況だが、
中東・北アフリカの状況次第ではリスク回避の
逃避先として安全通貨の円買いが進む可能性もある。
また年度末のたの輸出企業の円買い需要もまだ残っているとの声もある。
今週は金曜日に発表される米雇用統計をはじめ米経済指標の発表が相次ぐ。
ただし米景気の回復期待を大きく裏切る結果に
ならなければ一方的な円高にはならないと見ている。
中東・北アフリカの情勢と米経済指標に大きく動かされる一週間となりそうだ。
2011/2/28 更新
2月21日〜2月25日まで
予想レンジ:82円〜84円代
先週末終値:83円28銭
今週の円相場はやや円安に進みそうだ。
日米金利差が拡大し、日本の政局が安定せず
景気の先行き不安が広がっており円安に進みやすい。
また節目とみられていた83円半ばを超えた事で、円安に弾みがつく事も考えられる。
先週は円安が進み、一時83円90銭代をつけ84円目前まで迫った。
しかし先週発表された米新規失業保険が、予想を下回る結果となり
失望感から円が買い戻された。
今週は大きな材料となりそうな経済指標がなく、大きく動く事はなさそうだが、
米住宅関連の指標が発表されるので注目したい。
米景気の改善が確認されるような内容ならばドル買いの材料になる。
しかし期末を控えた日本国内の輸出企業の円買い需要も
まだ残っているとの声もあり一方的な円安にはならないと予想する。
2011/2/21 更新
2月14日〜2月18日まで
予想レンジ:82円〜84円
先週末終値:82円61銭
今週も引き続き方向感に乏しい展開が予想される。
米経済指標が改善傾向にありドル買い・円売りが入りやい。
その一方で3月期末に向けた円買い需要もあり、円相場は方向感に乏しい展開となりそうだ。
先週は米新規失業保険の申請件数が市場予想を下回り、
一時、一か月ぶりの安値を更新した。
しかし3月期末に向けた円買いの動きもあり、ドルの上値は重かった。
今週の注目は15日発表の米小売売上高。
1月は大雪の影響もあり、少々予想を下回っても米景気の回復期待は底堅いとの声も聞こえる。
また日本では14日、15日に政策会合が開かれる。
白川総裁の記者会見にて何か材料が出てくるか注目したい。
2011/2/14 更新
2月7日〜2月11日まで
予想レンジ:81円〜83円
先週末終値:81円59銭
今週も引き続き、方向感に乏しい展開が予想される。
先週発表された米雇用統計は強弱入り混じった結果となった。
大雪等の寒波の影響により非農業部門雇用者の伸びが
抑制されたものの、失業率が大幅に改善された。
今回の雇用統計は解釈が難しく、市場でも判断が分かれている。
今週はこの影響が残り方向感の乏しい展開となりそうだ。
ここ数か月、市場の関心は専ら米景気の回復に焦点が当てられている。
今週は9日にFRB(米連邦準備理事会)のバーナンキ議長の証言と
ミシガン大消費者信頼指数に注目したい。
米景気の回復に関する材料が出てくればドル買いの材料になる。
2011/2/7 更新
1月31日〜2月4日まで
予想レンジ:81円〜83円
先週末終値:82円64銭
今週も先週に引き続き、方向感の乏しい展開が予想される。
ここ数か月、市場の関心は米景気に集まっている。
今週もその流れを引き継ぐそうだが、金曜日に発表される
雇用統計以外は材料になりそうにない。
金曜日の発表までは方向感に乏しい展開が続きそうだ。
先週は米格付け会社が日本国債の格付けを下げた事で、
発表直後は1円程度値を下げたが、その後円売りは続かなかった。
今週の注目はやはり米雇用統計。
市場予想を下回る結果となれば、失望感が広がり
ドル売りが加速する展開となる。
その他には3日にFRBのバーナンキ議長の記者会見、
欧州では欧州中央銀行の理事会、4日にはEU首脳会議が相次いで行われる。
なにかしらの材料が出てくるか注目したいが、
金曜日の雇用統計発表を前にして動きづらい状況であり、影響は限定的か。
2011/1/30 更新
1月24日〜1月28日まで
予想レンジ:81円〜83円代
先週末終値:82円77銭
今週の円相場は方向間に乏しい展開が予想される。
欧州の財政不安が一段落し、市場の注目は米経済の雇用回復に向いている。
しかし今週は雇用回復を裏付けるような材料に乏しく
円相場はもみ合いが続くと見られる。
今週の注目は25日から26日にかけて行われる
米金融政策決定会合。金融政策の変更はないと見られるが、
米景気や雇用に関しての発言が出てくるか注目したい。
またFOMC(米連邦公開市場委員会)はメンバーが入れ替わり、
初の決定会合になる為、当局が景気動向に関してどのような
認識を示すかも注目したい。
同じく25日はオバマ大統領が一般教書演説において
今後一年間の財政、経済についての政府方針が発表される。
何か材料が出るか注目したい。
2011/1/23更新
1月17日〜1月21日まで
予想レンジ:82円〜84円
先週末終値:82円50銭
今週の円相場は方向感の乏しい展開となりそうだ。
先週行われたポルトガル、スペインの国債の入札は
無事に終わり、欧州の財政不安は一歩後退した。
市場の関心は再び米経済の雇用回復に向かいそうだ。
今週、材料が出るとすれば19日、20日に発表される
米住宅関連の指標。
住宅関連は未だ回復が弱く、弱い結果に終わればドル売りの材料となるので注目したい。
また18日に発表されるNY連銀景気指数にも注目したい。
市場では好結果を期待する声が多く聞かれるが、
好内容に終われば、ドル買いの材料になる。
住宅関連の指標及びNY連銀景気指数共に市場予想と大きくずれた結果にならなければ、
方向感の乏しい一週間となりそうだ。
2011/1/16 更新
1月10日〜1月14日まで
予想レンジ:82円〜85円
先週末終値:84円47銭
今週はやや円安に向かう展開となりそうだ。
米景気に回復の兆しが見え始めやや円安が進むそうだ。
しばらくは米景気を意識した値動きが続くだろう。
先週発表された米雇用統計は改善された
結果になったが市場予想程はよくならず、
発表後、失望感からドル売りが進んだ。
欧州ではポルトガルの国債の金利が上昇し
欧州の財政不安が再び意識され始めている。
欧州の財政不安が広がれば円買いの材料になる。
今週の注目は14日に発表される米小売売上高。
昨年末の年末商戦が好調だったとの声があり、
個人消費がどの程度伸びているのかに注目が集まっている。
2011/1/10 更新
12月27日〜12月31日まで
予想レンジ:81円〜84円
先週末終値:82円96銭
今週はやや円高振れやすい展開となりそうだ。
年末の為、市場参加者が減っている事で
マーケット全体の商いが薄くなっている。
大方の予想は方向感ない小動きな相場を予想しているが
一方向に動くと相場が荒れやすい状況だ。
注意したいのは欧州の財政問題。
スペインやアイルランド、ポルトガルの財政問題で
悪材料がでればユーロが円に対して売られる展開となり、
円高が加速する事態もあり得る。
先週は欧州の財政問題で欧州の国債が格下げされた。
これに伴い円は一時82円代まで上昇した。
この流れを今週も引き継ぐ形となる。
今週の注目は27日に行われる米国債の入札。
入札が順調なら円高要因になる。
2010/12/27 更新
12月20日〜12月24日まで
予想レンジ:83円〜85円
先週末終値:83円92銭
今週も先週に引き続き小幅にもみ合う展開が予想される。
年末の為、市場参加者が減っており、大きく動く事はないだろう。
先週は米金利の上昇により、日米金利差が開いたが
ドルを買う動きは見られなかった。
市場では米景気に関して楽観的な見方が多いが
米金利動向には注意しておきたい。
今週は20日〜21日にかけて日銀の政策決定会合が開けれる。
大きな材料が出てくるとの見方は少ない。
その他に重要な経済指標等の発表はなく、
年明けの雇用統計までは大きな材料は出てこないだろう。
2010/12/20 更新
12月13日〜12月17日まで
予想レンジ:82円〜85円
先週末終値:83円72銭
今週の円相場は方向感を欠き小幅にもみ合う展開が予想される。
ここ数週間、米長期金利の上昇により円安・ドル高が続いてきた。
しかしここに来て米金利の上昇が落ちつきを見せており、
アイルランド問題も沈静化している。
また年末に向けて取引を手じまう時期に来ている事から投機的な取引は入りにくい。
今週は方向感を欠いた小幅な動きに終始するだろう。
今週の注目は14日のFOMC。
ここで米金利の急上昇について何かしらの、懸念が示されれば、円が買い戻される展開が予想される。
また14日の米小売売上高にも注目したい。市場予想を上回る結果になればドル買いの材料になる。
2010/12/13 更新
12月6日〜12月10日まで
予想レンジ:82円〜85円
先週末終値:83円64銭
今週も引き続き円安基調が続きそうだ。
先月まで燻っていた欧州の財政不安は一段落した感がある。
先週も欧州の財政不安から逃避的に円が買われる
動きも少々見られたが、市場の主な関心は米国経済の動向へと移っている。
先週発表された米雇用統計は市場の予想を下回る結果となった。
しかし他の指標では景気改善を示す好結果となり、
大きくドルが売られる展開にはならなかった。
欧州の財政不安が再燃されるような材料が出てこなければ、
日米の金利差から円は売られやすくなり、円安に振れやすい。
今週はその反応が強くでる展開が予想される。
2010/12/6 更新
11月29日〜12月3日まで
予想レンジ:82円〜85円
先週末終値:83円90銭
今週も引き続き、緩やかなドル買いが続きそうだ。
先週は26日に一時、83円96銭をつけ約2か月ぶりの安値を更新した。
ここにきて欧州の信用不安が市場に広がっている。
さらに米長期金利の上昇も重なり、ドルが買われた為円が売られる展開となった。
今週の注目は2日に行われる欧州中央銀行理事会。
こちらで何か材料が出てくるか注目したい。
スペインやポルトガルに関する悪材料が出てくればドル買いの材料となる。
また3日に発表される米雇用統計にも注目したい。
市場予想を上回る結果となればドル買いが加速する。
2010/11/29 更新
11月22日〜11月26日まで
予想レンジ:82円〜85円
先週末終値:83円30銭
今週は先週の流れを引き継ぎ、緩やかな円安が進みそうだ。
米追加緩和に対する国内外からの批判によって、
追加緩和の観測が薄まりつつあり米長期金利の上昇が続いている。
長期金利の上昇により、先週はドル買いの流れになった。
さらに年末に向けて海外勢がドルを買い戻す
動きが予想される事から緩やかな円安が進みそうだ。
しかし米長期金利の上昇余地は限られており大幅に円安が進む事は考えにくい。
今週は23日に発表される米中古住宅販売等、住宅指標の発表が続く。
こちらで悪材料が出てくれば円高が進むシナリオもあり得る。
住宅関連の指標には十分注意したい。
2010/11/22 更新
11月15日〜11月19日まで
予想レンジ:81円〜83円台
先週末終値:81円85銭
今週はドルの買い戻しが入りやすく
やや円安方向に進みそうだ。
今月初旬に行われたFOMC以降、米金利が上昇し
日米の金利差拡大が意識されドル買い・円売りが広がった。
市場では今週から来週にかけて海外投資家等の
持ち高調整のよる、ドル売りが入るとの観測があり緩やかに円安が進みそうだ。
ただ83円付近まで円安が進むと、日本の輸出企業からの円買いが入りやいとの声もあり
大幅に円安が進む事はなさそうだ。
今週はいくつか米重要経済指標が発表されるが、
注目は17日に発表される米消費者物価指数。
市場予想を下回ればデフレ懸念が広がり、ドル売りに繋がる可能性が高い。
その他の経済指標でも市場予想を上回る改善が続くのか、注目したい。
2010/11/15 更新
11月8日〜11月12日まで
予想レンジ:79円〜82円
先週末終値:80円80銭
今週も引き続き円高の流れが続きそうだ。
先週は2日〜3日にかけて行われたFOMC(米連邦公開市場調査)
において追加の金融緩和が打ち出された。
また今後も必要に応じて規模を拡大を示唆している。
市場ではさらなる追加の金融緩和を意識した、
ドル売り・円買いの流れが続く展開が予想される。
先週発表された米雇用統計は市場予想を大きく上回り、
ドルの買い戻しが入り、一時81円代前半まで買い戻された。
10日は米貿易収支が発表される。
米国の貿易赤字が進めばドル売りの材料になる。
ただし今週は重要な経済指標の発表は少なく、
一方的なドル売り・円買いにはならないとみている。
2010/11/8 更新
11月1日〜11月5日まで
予想レンジ:79円〜82円
先週末終値:80円67銭
今週は先週までの円買いが一服し、
ドルの買い戻しが予想される。
11月2日から3日にかけて開催されるFOMC(米連邦公開市場委員会)
で追加の金融緩和に踏み切るとの観測から、先週、先々週と大きく円買いが進んだ。
今回のFOMCで追加の金融緩和に踏み切るのはほぼ間違いないとの予想が多い。
しかしながら市場では今回の追加の金融緩和は
既に織り込んでいるとの見方が強く、
金融緩和の規模が市場予想と大きく外れなければ、円相場への影響は限定的と見られる。
また今週は月初めの為、輸出企業の円買い需要も落ち着き、円が下落しやすい。
ただ5日には米雇用統計が発表されるので大幅なドル売りに傾く事はないとみている。
2010/11/1 更新
10月25日〜10月29日まで
予想レンジ:80円〜82円
先週末終値:81円16銭
今週の円相場はもみ合う展開が予想される。
翌週にFOMC(米連邦公開市場委員会)を控え、
市場では利下げ観測を意識したドル売り圧力が残っている。
しかしながら円相場は既にかなりの高値圏にきている事から
利益確定のドル買いも入りやすい。
今週は25日に米中古住宅販売件数、29日に米GDP等の
重要経済指標が相次ぐ為、悪材料がでれば、80円を割り込む可能性もある。
国内では28日に日銀の金融政策決定会合が開かれる。
今月初めの会合で追加金融緩和を決定したばかりなので現状維持になる事は間違いない。
記者会見で白川総裁が現在の為替相場について
どのような発言をするのかに注目が集まる。
2010/10/25 更新
10月18日〜10月22日まで
予想レンジ:80円〜83円代
先週末終値:81円25銭
今週も引き続き高値を試す展開が予想される。
市場ではアメリカの追加金融緩和への観測が出ており、
低金利のドルはほとんどの通貨に対して売られやすい。
ただしドル円に関して言えば為替介入に対する警戒感が残ってはいるが、
今週末にG20(財務省・中央銀行総裁会議)が控えている為、為替介入には動けないとの見方が強い。
野田財務大臣は『G20に関係なく、必要な時に判断する』と
コメントしているが介入に踏み切れるか注目したい。
介入がなかれば79円台に突破するとの声もある。
今週は19日に住宅着工件数、20日にベージュブック等重要経済指標が発表される。
さらに米通貨当局者の発言にも注目したい。
追加の金融緩和の実施についての言及があれば円高材料になる。
2010/10/18 更新
10月11日〜10月15日まで
予想レンジ:81円〜83円代
先週末終値:82円39銭
今週も引き続き円高が進む展開になりそうだ。
米長期金利が低い水準で推移しており、
円買い・ドル売りの流れは止まりそうもない。
先週は金曜に米雇用統計が発表され、
非農業部門の雇用者数が市場予想よりも低かった為81円台まで円高が進んだ。
市場には日本の為替介入への警戒感もあるが、日本単独の為替介入では
現在の円高の流れを止める程の力もなく当面は円高が続きそうだ。
今週は火曜日にFOMCが公表される。
この議事録の中で追加金融緩和についての材料が出てくれば
さらに円高を後押しする可能性もある。
他にも金曜日発表の米小売売上高やFRB議長の講演に注目した。
2010/10/11 更新
10月4日〜10月8日まで
予想レンジ:82円〜85円
先週末終値:83円33銭
今週は大幅に円高が進む可能性がある。
先週は米追加金融緩和の観測が広がり円買いドル売りの材料になり
83円前半まで円高が進んだが、円売り介入の警戒により大幅な円高は抑えられていた。
今週は重要なイベントが2つある。
一つ目は週初の日銀の政策決定会合。
こちらの会合で日銀が追加の金融緩和に動くとの観測がでている。
金融緩和決定ならば、ひとまずは円高加速の流れは一服しそうだ。
しかし金融緩和見送りならば、日銀は円高容認との認識が広まり
円高の流れが加速する展開が予想される。
二つ目は週末発表の米雇用統計。
市場予想よりも下回る結果になれば
米追加金融緩和の観測がさらに強まり、円買い材料になる。
今週はこの2つのイベントから目が離せない。
日銀が追加の金融緩和見送りならば80円代まで円高が進む可能性もある。
2010/10/4 更新
9月27日〜10月1日まで
予想レンジ:83円〜85円代
先週末終値:84円70銭
今週は高値圏でもみ合う展開が予想される。
ドルの信用不安や長期金利の低下を背景に
対ドル通貨でドル安が進みやすい。
ドル円に関してもドル安が進みやすい環境にはあるが
円高が進み過ぎると為替介入が意識され、
積極的に円を買う動きにはならないだろう。
その為、15年ぶりの高値更新をする可能性は少ない。
今週は9月の期末になる為、輸出企業の円買いがどの程度入るのか注目したい。
市場では輸出企業の円買いは終わっておらず、
まだ残っているとの声が大半を占めている。
米国ではGDPの確報等、重要指標の発表を控えている。
市場予想より悪い結果に終われば、追加金融緩和の観測が
さらに強くなり、ドルが売り材料になる。
2010/9/27 更新
9月20日〜9月24日まで
予想レンジ:84円〜86円代
先週末終値:85円81銭
今週の円相場は85円代でもみ合う展開が予想される。
先週は日本の通貨当局が約6年半ぶりとなる為替介入を実施した。
これにより市場では通貨当局の動きを警戒し、一旦、円を買う動きは落ちつきそうだ。
しかしながら大幅に円安に向かう展開は材料に乏しい。
今回の為替介入はトレンドを変える程の力はなく、
円は再び円高に向かうとの声が多い。
今週はFOMC(米連邦公開市場委員会)が開かれる。
ここでも追加の金融緩和に踏み切る可能性は少なく、大きな材料は出てこない公算が強い。
その為、今週は材料に乏しく、85円を挟んだ狭いレンジでの動きが予想される。
2010/9/20 更新
9月13日〜9月17日まで
予想レンジ:82円〜85円代
先週末終値:83円92銭
今週の円相場は高値圏を試す展開になりそうだ。
米経済の先行き不安を背景にさらなる円買いを予想する声が多い。
今週は14日の米小売売上高などの重要指標が発表される。
市場予想を上回る結果になれば、やや円売りが優勢になる
展開も予想されるが、根強い米景気不安は簡単には払拭されず
下落幅は限定的とみている。
日本では14日に民主党の代表選挙が行われる。
財政健全化を優先する菅首相に対し、
円高への警戒感が強い小沢前幹事長が選ばれれば、
円売り介入の観測が市場で広がり、円売りに繋がる可能性がある。
逆に菅首相が選べれれば介入への期待が遠のき円買いが加速する展開が予想される。
今週はやや大きく動く事もあり得るので慎重に臨みたい。
2010/9/13 更新
9月6日〜9月10日まで
予想レンジ:84円〜87円
先週末終値:84円29銭
今週の円相場は円高の流れが一服しそうだ。
先週は金曜日に雇用統計が発表された。
注目された雇用者数は増加し、市場予想より良い結果となった。
この結果により下旬に行われるFOMCでの追加金融緩和の
観測が後退し、円高に歯止めがかかりそうだ。
ただし今回の雇用統計で米景気の先行きが完全に払拭された訳ではなく、
依然として米景気の先行き不安は残り
大きく円安・ドル高が進む事はないと予想される。
今週は経済指標の発表がない少ない。
円相場は大きく動く事はないと見られるが、
6日〜7日にかけて日銀が金融政策決定会合を開く。
すでに先月の30日に追加金融緩和を決定した直後の為、
大きな材料は出て来ないとの声が多いが、
白川総裁の会見内容には注目したい。
2010/9/6 更新
8月30日〜9月3日まで
予想レンジ:83円〜87円
先週末終値:84円65銭
今週も高値圏でもみ合う展開が続きそうだ。
米景気の先行き不安が意識され消去法で円が買われている。
先週は約15年ぶりの高値となる1ドル83円58銭まで円高が進んだ。
その後は急激に円高が進んだ為、利益確定の円売りが出たが、
その後も高値圏で推移している。
今週も米経済指標が大きな注目を集めそうだ。
まずは8月31日に発表されるFOMCの議事録。
こちらで米金融政策の追加緩和に関する材料が出てくれば
米金利の利下げ観測が広がり、円買い材料になる。
さらに金曜日には米雇用統計が発表される。
弱い結果に終われば、円買いが加速する。
しかし一方では週明けにも臨時の会合を開き
追加金融緩和政策に踏み切るとの声も出てきており
実施が決定されれば円売りの材料になる。
今週は米当局と日銀の動きから目が離せない。
2010/8/30 更新
8月23日〜8月27日まで
予想レンジ:84円〜87円代
先週末終値:85円34銭
今週も米景気の減速懸念から円高傾向が続く。
先週は19日の海外市場で一時、84円89銭まで円高が進んだ。
米雇用関係の指標などで、市場予想を下回り、円高の動きが加速した。
市場では政府と日銀がトップ会談を終え
日本の当局がどのような円高対策に動くのかに関心が集まっている。
その為、週初は激しく円高に動く事はないとみられる。
週後半は政府・日銀による具体的な円高対策が出てこなければ
市場で日本の当局は円高容認の認識が広がり、悪材料となる可能性が高い。
仮に日銀の円高対策として追加の金融政策が決まっても、影響は一時的で
その後は輸出企業が下落した円の調達に動くとの声もあり
中長期的な円安とはならない可能性が高い。
また今週は米GDPや住宅関連の重要指標が発表される。
悪材料が出てくれば円高に拍車がかかるかもしれない。
2010/8/23 更新
8月16日〜8月20日まで
予想レンジ:85円〜88円代
先週末終値:85円92銭
今週も引き続き円高に振れやすい展開が予想される。
今週も米景気の先行き不安、日米金利差の縮小による
円買いが、くすぶる状況が続くとみられる。
市場ではここ最近の急激な円高により、日銀が何らかの対策に踏み切るとの観測がでている。
今週中にも菅総理大臣と日銀の白川総裁が緊急会談を行うとの情報もあり、
何かしらの材料が出てくるかもしれない。
今後、考えうる対策として日銀による金融緩和政策、政府による為替介入が考えられる。
しかしどちらも早急に行われる可能性は低い。
今週は重要な経済指標の発表が少ない為、市場の関心は円高対策に向いている。
その為、何の材料も出てこなければ、市場に失望が広がり円買い圧力が加速する可能性もある。
今週は先が読めない為、短期的な売買は避けた方が無難だ。
2010/8/16 更新
8月9日〜8月13日まで
予想レンジ:84円〜88円
先週末終値:86円09銭
今週も米経済の先行き不安による円買いが続きそうだ。
先週発表された米雇用時計は市場予想を下回る結果となり、ドル売り・円買いが加速。
雇用統計の悪化により、市場ではFOMCによる追加金融緩和観測が出てきいている事も
円買いに拍車をかけそうだ。
さらに米債券の2年物の金利が低い事も円買いを後押しする材料になる。
85円を超える円高もあり得る状況だ。
今週も米景気の動向が焦点となるだろう。
最大の注目は10日火曜日に行われるFOMC。
追加金融緩和に関して何か材料が出てくるかもしれない。
また、13日金曜日に発表される米小売売上高、CPIにも注目したい。
2010/8/9 更新
8月2日〜8月6日まで
予想レンジ:85円〜89円
先週末終値:86円36銭
今週も引き続き、円が買われる展開が続きそうだ。
米経済の先行き不安からドル売り・円買いの展開が続いている。
今週もこの展開は変わりそうにない。
欧州財政問題がストレステストの発表を機に落ち着きを見せており、
市場の関心は完全にアメリカ経済へと移っている。
先週の米GDPは市場予想よりも弱い結果となり、米経済の先行き不安を一層、
意識させるものとなった。
今週はISM、雇用統計と重要指標が相次いで発表される。
悪材料が出てくれば、ドル売り・円買いがさらに加速する展開が予想される。
市場では昨年、11月につけた84円82銭を超える円高を超えるのではとの声も出ている。
今週は米重要指標の発表を控えており、様子をみたい。
雇用統計の結果によっては一層の円高もあり得る。
短期での買いポジションは避けたい。
2010/8/2 更新
7月26日〜7月30日まで
予想レンジ:85円〜89円
先週末終値:86円94銭
今週も引き続き、円が買われる展開が続きそうだ。
6月の上旬から、米景気の減速懸念からドル売り・円買いの展開が続いている。
その流れは今週も続きそうだ。
先週はFRB(米連邦準備理事会)のバーナンキ議長発言から
米景気の先行き不安が広がり、ドル売り意識が強まる展開となった。
今週も米景気に関する経済指標に注目が集まりそうだ。
26日は米新築住宅販売件数、28日にはFRBの地区連銀経済報告が発表される。
ここでさらに悪材料が出てくれば円買いが加速する可能性も。
昨年秋の最高値を超えるのではとの声もある。
先週発表されたストレステストに関してはユーロに与える影響は限定的と見ている。
昨年の最高値を超えるとの声もあるが、中長期的には買いを推奨したい。
2010/7/26 更新
7月19日〜7月23日まで
予想レンジ:86円〜89円
先週末終値:87円23銭
今週も小幅に円が買われる展開が続きそうだ。
米景気の減速懸念が市場に広がり、ドル売り・円買いの流れが続いている。
先週は一時、86円台前半まで円が買われた。
今週も引き続き、減速懸念が強く意識された展開になりそうだ。
20日には米住宅着工件数、23日には米中古住宅販売発表される。
先月の米住宅指標が弱い結果になっただけに、市場予想を下回る弱い結果になると
ドル売り・円買いがさらに加速する展開になるので注目したい。
さらに23日には欧州金融機関のストレステストが発表される。
ストレステストとは銀行の健全性を測る審査のようなもので、
今回は欧州の高官の発言により、楽観論が広がっているが、
何か悪材料が出てくれば、さらに円買いが加速する可能性もある。
今週は重要指標が相次いで発表される為、予測が難しい。
短期的には85円まで円高が進むとの声もある。
今週は初心者には難しい相場になりそうだ。
中長期的には今のレベルでも買いを推奨したい。
しかし短期的にはまだ買いを急ぐ時期ではない。
2010/7/19 更新
7月12日〜7月16日まで
予想レンジ:87円〜90円代
先週末終値:88円45銭
今週は小幅に円が売られる展開になりそうだ。
先週からアメリカ及びヨーロッパ諸国の株価が
持ち直してきており、リスク回避の円買いは一歩後退。
株価の持ち直しによって米金利が上昇しそうだ。
米金利が上昇していく展開ではドル買い・円売りが出やすい。
週初は先週までの急激な円高が一服し円売りが予想される。
しかし欧米諸国の景気減速懸念が消えた訳でわなく、
大きく円安に動く事は考えにくい。
あくまで一時的なものと考えた方が良い。
今週は14日発表されるFMOC議事録と米小売売上高に注目したい。
FOMCでは景気減速懸念に対する材料が出てくるか注目。
小売売上高は弱ければドル売り・円買いの展開に逆戻りする
可能性もあり得る。
今週は少し難しい展開なので14日の指標発表まで様子をみたい。
中長期的には今のドル円は買いを推奨したい。
2010/7/12 更新
7月5日〜7月9日まで
予想レンジ:86円〜90円代
先週末終値:87円92銭
今週も引き続き円が買われる展開が続きそうだ。
アメリカ景気の減速懸念等から市場心理が悪化し
円が買われる展開が続いている。
また先週発表された米雇用統計は弱い結果となり
今週もドル売りに繋がるとみている。
さらにヨーロッパではECB(欧州中央銀行)が新たに
資金供給オペの導入を検討しているとの声がでてきた。
これによって市場では利下げ観測がでてきており、
日本とヨーロッパの金利差縮小が懸念され
円買い、ユーロ売りの展開が予想される。
ただ今週はアメリカでは休日を挟む事や、目立た経済指標の
発表もない事から、市場が大きく動くには材料に乏しい。
今週は89円代後半からの売りポジションを狙っていきたい。
中期的(今後3か月程度)には85円付近まで下がるとの声もあり
ここでの売りポジションはねらい目だ。
下がってきたからといって安易な買いポジションは避けたい。
2010/7/5 更新
6月28日〜7月2日まで
予想レンジ:88円〜91円代
今週も先週に引き続き円が買われる展開が続きそうだ。
先週から市場では米経済の先行き不安から
円高ドル安が続いている。
先週発表された5月の米新築住宅販売件数が
市場予想を大幅に下回り、市場では大きな悪材料となった。
今週も米雇用統計等の重要指標の発表が控えており、
結果次第では大きく相場が動く事が予想される。
さらに欧州では未だに財政問題や金融期間の業績不安が
くすぶっており、リスク回避の円買い材料になる。
国内では四半期末の為、円買い重要があり
こちらも円買い材料になるとの声もある。
今週は米雇用統計の発表を前に安定しない相場が予想される。
予測が難しい為、初心者は様子を見た方がよさそうだ。
2010/6/28 更新
6月21日〜6月25日まで
予想レンジ:89円〜92円代
今週は緩やかに円が買われる展開になりそうだ。
ギリシャ発の欧州財政問題は未だ不透明感が強く、
さらにアメリカ経済の先行きも不安視する声がでてきた。
リスク回避の投資先として円を買う動きは変わらず
円は対ドル、対ユーロで買われやすくなる。
ここにきてアメリカの経済指標は悪材料が多く
特に雇用、住宅関連の指標は市場に印象が良くない。
雇用、住宅関連は個人消費に強く影響を与えるため
アメリカ経済の先行きに不透明感が漂ている。
今週は円が買われやすい展開になるが狭いレンジでの売買が交錯するとみている。
注目は水曜日と木曜日に発表される米住宅関連の指標とFOMCの景気判断だ。
悪材料が出てくれば円買いが加速する展開になる。
今週は狭いレンジでの売買をコツコツ繰り返す方がリスクが少ない。
初心者には少々難しいかもしれないのであまり無理はしない方が良い。
2010/6/21 更新
6月14日〜6月18日まで
予想レンジ:90円後半〜93円代
今週は緩やかに円安に向かいやすい。
先週までは欧州の財政問題による不安から逃避先として
ユーロ売り円買いが続いていたが、
いくつか出てきた財政再建策に市場不安が和らぎ
ユーロ安に一段落した感が出ている。
また今月は欧州企業が中間期末にあたる為、
ユーロ買いの需要があるので円安要因にもなる。
しかしながら欧州の財政問題が完全に払拭された訳ではない。
今週の17日〜18日に開催される欧州連合首脳会議には注目したい。
何か一つ悪い材料が出てくれば市場の雰囲気が一気に
変わる展開もあり得る。
今週は下がった所(91円付近)で買いを狙うか
93円代まで上がった所で売りを狙ってみるのも面白い。
2010/6/14 更新
6月7日〜6月11日まで
予想レンジ:90円〜94円
今週は円が買われやすい展開になりそうだ。
先週発表された米雇用統計は市場予想を大きく下回り
投資家がリスクの取りにくさを再認識する結果となった。
さらに欧州ではハンガリーの政府関係者が従来より
財政赤字が悪化する可能性がある報じ、
新たな懸念となっている。
今週は米雇用統計の悪化と欧州の財政不安により
リスク回避姿勢が強まっている事から円は
対ドル、対ユーロで買われやすくなる。
10日に開催される欧州中央銀行理事会で財政懸念に対する
材料が何か出てくるか注目したい。
今週は初心者には難しい相場になりそうだ。
92円付近で売りポジションを狙いたいが
週初から円が買われる展開が予想される。
下がった所での無理な買いポジションは避けたい。
2010/6/7 更新
5月31日〜6月4日まで
予想レンジ:90円〜93円代
先週まで続いたリスク回避の円買いが一巡し
今週は緩やかに円安が進みそうだ。
ギリシャをはじめとする欧州の財政問題は未だ火種を
残したままだが、一時期よりは落ち着きを取り戻してきている。
今週はリスク回避によって円に流れてきたリスクマネーは
ドルやユーロに流れやすい。
さらに今週は4日に米雇用統計が発表される。
引き続き内容がよければドル買いを後押ししそうだ。
市場では引き続き内容が良いのではとの声が多い。
さらに注目したいのは週末に韓国で行われるG20。
欧州の財政問題への対応で市場への失望が広がるような
悪材料が出てくれば再び円買いの展開というシナリオもあり得る。
今週は91円付近で買いポジションを狙いたい。
週末、来週にかけて93円を狙う展開が理想だ。
しかしG20の内容にだけは注意しておきたい。
2010/5/31 更新
5月24日〜28日まで
予想レンジ:88円〜91円
今週もリスク回避の円買いが進みそうだ。
先週はギリシャ発の財政問題が市場に混乱を招き
リスク回避の円買いが進んだ。
世界規模で商品市場や株が売られている。
投資家がリスク資産に対して慎重になっており
代わりに安全資産として円が買われる流れが続いている。
ここ数か月は米経済指標が好調な数字になっており
市場では実体経済が回復にむかっているとの認識はある。
しかし混乱している金融市場がすぐに落ち着きを
取り戻す可能性は低く、急激な株安への警戒心も強い。
仮に株価が落ち着きを取り戻しても、
すぐに円売りの流れにはなりにくいとみている。
今週も上がった所(90円半ば〜後半)で売りポジションを狙いたい。
しかし利食いは浅目に。
余裕を持った中長期的な買いは狙い目だが
短期的な買いポジションはお勧めできない。
2010/5/24 更新
5月17日〜21日まで
予想レンジ:91円〜93円後半
今週も緩やかに円高に振れそうだ。
先週はEUや欧州各国の中央銀行の対応などで
ユーロの売りが落ち着きを見せていたが、
再度売り込まれる展開が予想される。
その場合、安全通貨として円は買われやすい。
欧州ではギリシャ以外にも財政問題を抱える
スペインやポルトガル等にも注目が集まっており
荒探しをされているような雰囲気が漂っている。
しかし円やドルについても材料不足で積極的に
売買されるような相場にはなりそうもない。
今週は19日にFOMCの議事録公開、
20〜21日には日銀の金融政策会合が開かれるが
市場に影響を与える程の材料は出てこないと見ている。
今週はFX 初心者にとってはやりやすい相場だ。
少し上がった所で売りポジションを狙いたい。
ただし利食いは浅目に狙っていく。
積極的に売買したい人はユーロで売りポジションを
狙っても面白い。
2010/5/17 更新
5月10日〜14日まで
予想レンジ:90円〜94円
今週は円が買われやすい相場だ。
先週はギリシャの財政問題の懸念から金融市場が荒れた。
投資マネーの逃避先として円が買われ、
6日に一時87円95銭まで円高が進む展開となった。
ギリシャの財政問題に対して欧州中央銀行が何らかの
対応策を出すとの観測が市場に流れたが
結局、好材料が出てくる事はなく失望感が広がった。
先週ほどの円高は考えにくいが今週も投資マネーの
逃避先として円は買われやすいとの見方が多い。
またしばらく続いていた円安の影響で円を売り続けていた
外国人投資家が買い戻しているとの声もある。
今週は米中の経済指標の結果に敏感に反応する展開が予想される。
またギリシャ財政問題についても何かしらの動きがあるかもしれない。
円高が進んでも安易な買いポジションは避けたい。
このような荒れた相場は初心者にはリスクが高い。
しばらく様子を見る方が無難だ。
2010/5/10 更新
5月3日〜7日まで
予想レンジ:93円〜96円
今週の円相場は緩やかに円安に向かいそうだ。
先週開かれた日銀の金融政策決定会合でも金融緩和政策に
目立った変化はなく出口は遠い。
一方で米国は景気回復の兆し見えてきており、
長期金利や株価が堅調な動きを見せている。
この事から、円は幅広い通貨で売られる可能性が高い。
先週は欧州でギリシャ等の国債の格付けが格下げされた事で欧州の財政問題が再燃。
ユーロが売られドルや円等の安全通貨が買われる場面もあった。
今週は95円代を巡る攻防戦が予想される。
注目は3日のISM製造業景況指数をはじめ
7日には米雇用統計、失業率等の重要経済指標において
米経済の回復基調が再確認されれば95円代を超える可能性が高い。
今週は93円台半ばから後半にかけて買いポジション狙いたい。
ただし前述した経済指標には要注意。
悪材料がでてくればすぐに撤退できる準備はしておきたい。
2010/5/3 更新
4月26日〜30日まで
予想レンジ:91円後半〜94円半ば
今週は緩やかに円買いが進みそうだ。
翌週に大型連休を控え、持ち高調整による展開が
中心となりそうだ。4月上旬の急激な円安によって積みあがった
円売りポジションが決済されていないとの見方が強く
今週は円の買い戻しが続くとの見解が根強い。
さらに海外の波乱要因絡みのリスク回避による円が
買われやすい地合いなっており、円買い材料になりそうだ。
30日に開かれる日銀の金融政策決定会合で発表される
『半期展望レポート』でも成長率、消費者物価が共に好結果になれば
円買いを後押しする材料になる。
今週の一番の注意点は27日、28日に開かれるアメリカのFOMC。
こちらでバーナンキ議長から米経済に関する好材料が出てくれば
円売り・ドル買いが進む展開もあり得る。
今週は93円代後半又は94円代での売りポジションを狙いたい。
しかし前述した通り、FOMCでのバーナンキ議長の発言次第では
円売り・ドル買いが進む展開もあり得る為、要注意。
2010/4/26 更新
4月19日〜23日まで
予想レンジ:91円後半〜94円
今週も引き続き、円が買われる展開になりそうだ。
市場では人民元の切り上げ観測が意識されており、
経済的に関係が深い事や地理的に近い等の理由から円が買われる要因となっている。
人民元の切り上げはいつあってもおかしくない状況にあり
切り上げまでは円高に振れやすい地合いだ。
また今月の5日に94円78銭まで円安が進んだ後
調整局面に入り、円高が進んでいる。
これは急激なドル買い円売りが進んだ為
円売りの持ち高が残っており、円の買い戻しが入りやすい状況にある為だ。
さらにギリシャ問題についても早期の解決は困難との
見方が市場で広がっている事も円買いの要因となっている。
22日、23日にはG20財務相・中央銀行総裁会議が開かれる。
こちらでは人民元問題等に動きがあるか注目だ。
今週は仮に円高が91円付近まで進んでも安易な買いポジションは避けたい。
少し上がった所での売りポジションを狙う方がリスクは低い。
しかし利食いは浅目に。
2010/4/19 更新
4月12日〜16日まで
予想レンジ:91円半ば〜94円後半
今週は調整局面に入り、円が買われる展開になりそうだ。
今月2日に発表された米雇用統計の改善等の材料から
先週は94円78銭まで下落。急激に円安ドル高が進んだ為、
利益確定のドル売り・円買いが出やすい状況になっている。
また95円手前で円安が止まった事が意識され、
投機的な円売りは続かない可能性が高く
今週はしばらく調整局面となりそうだ。
さらに中国人民元の切り上げ観測が広がっており
経済的に関係が深い事や地理的に近い等の理由から
円が買われる要因になる。
今週は14日に発表される米小売売上高に注目。
かなりの好結果が出ればドル買い・円売りが進む展開も
予想されるが、95円を超えるのは難しいと見ている。
今週は94円付近の売りポジションを狙いたい。
ただし14日の米小売売上高と週後半の中国経済指標で
円安材料が出てきた場合は撤退する準備はしておきたい。
2010/4/12 更新
4月5日〜9日まで
予想レンジ:93円〜96円
今週も引き続き円安の流れが続きそうだ。
先週発表された米雇用統計は市場予想を小幅に下回った。
しかし市場には米雇用情勢は堅調との見方が広がり
発表後にドル買いが進み、一時94円台後半まで円安ドル高が進んだ。
今週も米景気堅調との見方から日本と米の金利差拡大が意識され
ドル買いが入りやすい状況だ。
一方で当分利上げの期待ができない円はドルやその他の通貨でも
下落が続きそうだ。
さらに今週は米国債の入札が予定されている。
こちらの入札が不調に終われば金利差拡大の意識が一段と高まり、
円売りドル買いが進みそうだ。
6日にはFOMCの議事録(3月16日分)が発表される。
米金融政策に何か変化があれば材料視される可能性もある為、
注目したい。
今週は93円代前半〜半ばでの買いポジションを狙ってみたい。
先週から一気に円安が進んでいるので来週以降は調整局面も
予想されるので利食いは早めに。
2010/4/5 更新
3月29日〜4月2日まで
予想レンジ:91円〜94円半ば
今週は緩やかな円安、ドル高で推移しそうだ。
先週は米長期金利の上昇やギリシャの財政不安が材料視され
一時、約2か月半ぶりの円安ドル高である92円96銭まで円安が進んだ。
しかし米国の金融緩和政策に目立った変化はなく、
日本では輸出企業が決算期末の為、週初は駆け込み的な円買いも予想される。
新年度に入ってからは米長期金利の上昇が材料視されそうだ。
市場は日米金利は拡大方向にあるという認識が強まってきており
今週も円が売られやすい相場になりそうだ。
金曜日には2月の米雇用統計が発表される。
前月の統計に比べて大幅に改善するとの市場予想が流れているが
エコノミストの意見にはばらつきがあり
結果次第では相場が大きく動く事も予想される。
今週は91円代での買いポジションを狙いたい。
また大きく円安が進んだ場合は94円代での売りポジションも面白い。
ただ雇用統計が読めない為、来週以降にポジションを持ち越す場合は注意が必要だ。
2010/3/29 更新
3月22日〜26日まで
予想レンジ:89円〜92円
今週の円相場は方向感に乏しい展開が予想される。
先週、日銀が追加の金融政策を決定し、
市場は日本とアメリカの金利差拡大によるドル買い・円売りを意識しているのは間違いない。
さらにアメリカの公定歩合引き下げ観測が市場で広がった事でドル買いの動きが見られた。
また日本の株式が昨年来高値を試す所まで来ており、
株高による、円売り資源国通貨買いの流れができてもおかしくない。
一方で今週も年度末の為、輸出企業による円買いが続くと見られる。
さらに23日に発表される米中古住宅販売件数が
市場予想を下回れば、円高が加速する可能性にも注意が必要だ。
25、26日に行われるEU首脳会議でも、
財政難のギリシャに対する具体的な支援策が出てこなければ
リスク回避による円買い要因になり得る。
今週は23日に発表される米中古住宅販売件数の結果を見てから動きたい。
結果が市場予想よりも悪くなければ緩やかな円安が予想される。
90円代前半から半ばでの買いポジションから、
小さなレンジで利ざやを取っていく方が無難だ。
2010/3/22 更新
3月15日〜19日まで
予想レンジ:89円〜92円
今週も先週に引き続き円が売られやすい相場になりそうだ。
市場では16日、17日に行われる日銀の金融政策決定会合で
追加の金融緩和に踏み切るとの観測が広がっている。
日銀が金融緩和に踏み切れば日米の金利差が拡大する。
この金利差拡大が意識され、緩やかに円安方向に推移しそうだ。
さらに2月の雇用統計が予想より良かった事、欧州の財政不安が
一段落した事も円売りを後押ししそうだ。
ただ年度末の為、輸出企業が円を買い戻す季節要因もあるので
一方的な円安にはなりにくい。
市場では追加緩和はすでに織り込んでいるとの声も出ており、
今週の決定会合で追加金融緩和が4月以降に見送られれば円が買い戻され
急激に円高に推移する事も予想される。この点には注意が必要だ。
今週は初心者には難しい相場になりそうだ。
安易な買いポジションは避けじっくり様子を見たい。
2010/3/15 更新
3月8日〜12日まで
予想レンジ:88円〜92円
今週は円が売られやすい相場になりそうだ。
先週の金曜日に発表された米雇用統計は市場予想より良かった為、
米雇用の先行き不安が幾分和らぎ、米金利上昇の期待が高まっている。
さらに日本では日銀が追加金融緩和策を検討中との一部報道があり、
国内金利の低下観測が出ている事も円売りを後押ししそうだ。
一方で欧州の財政懸念も残っており、悪材料が出てくれば円が
買われるリスクも理解しておきたい。
今週は88円代後半は買い場で、安易な売りポジションは避けたい。
2010/3/8 更新