投資・金融商品であるFXには、当然ながらリスクが存在します。
FX取引におけるリスクについても理解しておきましょう!
「外貨投資商品」にまつわるリスクには、大きく以下のような3つのリスクがあります。
1.為替差益リスク
2.カントリーリスク
3.地政学的リスク(ジオポリティックス)
まず、1のリスクについてですが、
(例えば米ドルの買いから入った場合)円高・ドル安に進んでしまい、
投資額の日本円換算額が減ってしまうことです。(要するに、取引における損益のこと)
次に、2のリスクについてですが、
投資をする(通貨の流通する)国の信用度、政情不安や財政状況の悪化のことです。
簡単に言えば、その国の通貨が著しく価値を失ったり、破綻(国の倒産)しないかどうかということです。
(破綻してしまえば通貨などただの紙切れになってしまうからです。)
最後に、3のリスクについてですが、
地政学的リスク(ジオポリティックス)とは、政治や地理的条件によって相場に悪影響を与えることです。
テロや戦争が起こった時など、政治や地理的条件に関係があります。
その結果、予期せぬ方向に為替価格が動き損失が膨らむ事が考えられます。
また、FX取引において、他にも注意しておきたいリスクがあります。
例えば、「システムリスク」や「信用リスク」です。
「システムリスク」とは、操作を行うFX取扱会社のシステムやサーバーの処理能力、停電などの問題で、
「ログインができない」、「注文画面が動かない」などといったことです。
売買のタイミングを逸すると、大損失にもつながる可能性があります。
「信用リスク」とは、FX取扱会社の業績悪化や倒産した場合など、投資家の資産が守られないことです。
しかし多くのFX業者が顧客の資産を守るために、自社の資産と顧客の資産を分けて
管理するために、「信託保全」を行っています。
信託保全とは信託銀行と信託契約を締結し、顧客からの預かり資産を信託口座にて管理することです。
FX業者を選ぶ際には必ずチェックしましょう。
当然ながら、財政状況や信託保全などの対策を調べて、信用リスクの低いFX取扱会社を選びましょう。
以上のような、様々なリスクを把握したうえで、リスクを最小限におさえられるように取引を行いましょう!