一目均衡表とスローストキャスティクスを併用した分析を検証していきます。
一目均衡表はトレンド系の指標で、トレンドの転換時に有効なシグナルを出してくれます。
一目均衡表でトレンドを測りながら、補助的にオシレーター系のスローストキャスティクスを使い、
相場の過熱感を測りながらトレードしていきます。
売買ルールは
・一目均衡表の転換線が基準線を上抜け、スローストキャスティクスが25%以下で買い。
・一目均衡表の転換線が基準線を下抜け、スローストキャスティクスが75%以上で売り。
決済ルールは
・買いポジション保有時に一目均衡表の転換線が基準線を下抜けたら決済
・売りポジション保有時に一目均衡表の転換線が基準線を上抜けたら決済
またパラメーターは一目均衡表の転換線が9、基準線が26、遅行スパンが26、
スローストキャスティクスの%kが42、%Dを3とします。
まずは米ドル/円の日足チャートで2008年9月〜2009年1月までの期間を検証します。
紫が買いシグナル、オレンジが売りシグナルです。
上記の図はFXプライムのチャートを一部加筆したものです。
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一目均衡表のシグナルのタイミングが遅い特徴がありますが、
中長期のトレンドを測りながらトレードするとリスクを抑える事ができます。
スローストキャスティクスのパラメーターを長めに設定して、長めの過熱感を測りましたが、
いくつかトレンドに乗り損ねた個所がありました。一目均衡表を使った組み合わせでのエントリー、
決済を早めに動きたい方はMACDとの組み合わせが良いでしょう。
次に2時間足を検証します。2009年5月1日〜5月14日までの2週間です。
スローストキャスティクスのパラメーターを%kが3、%Dを3とします。
上記の図はFXプライムのチャートを一部加筆したものです。
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シグナルタイミングが合わず該当トレードがありませんでした。
2009年5月1日〜5月14日までの2週間で約4.5円動き、上手くトレンドに乗れれば含み益を出す事も可能でした。
1回の検証では判断できませんが、
一目均衡表とスローストキャスティクスについては相性が良くない結果となりました。