ボリンジャーバンドとスローストキャスティクスを併用した分析を検証していきます。
ボリンジャーバンドは主にオシレーター系の指標ですが、トレンド系としても使え、
トレンドの転換点を確認する事ができます。
さらにレンジ相場でも有効なシグナルを出してくれます。
今回は補助的にオシレーター系のスローストキャスティクスを使い、相場の過熱感を測っていきます。
売買ルールは
・ローソク足がボリンジャーバンドの−2σを下抜け、スローストキャスティクスが25%以下で買い。
・ローソク足がボリンジャーバンドの2σを上抜け、スローストキャスティクスが75%以上で売り。
決済ルールは
・売りポジション保有時にローソク足がボリンジャーバンドの−2σを下抜け
・買いポジション保有時にローソク足がボリンジャーバンドの2σを上抜け
・2円逆方向に動いたら損切り決済とします。
またパラメーターはボリンジャーバンドの移動平均線が25
スローストキャスティクスの%kが42、%Dを3とします。
まずは米ドル/円の日足チャートで2008年12月〜2009年5月までの半年間を検証します。
紫が買いシグナル、オレンジが売りシグナルです。
上記の図はFXプライムのチャートを一部加筆したものです。
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ボリンジャーバンドをメインに使うと半年間でトレードチャンスが2回と少ないですが、
大きなトレンドに乗りながらトレードができるのが特徴です。
紫の@で買いポジションを持ったあと、☆の地点でローソク足がバンドの外側に出ていますが、
ここで決済はしません。
バンドが大きく外側に開きだし、上向いています。これは上昇トレンドの始まりのサインです。
中長期投資ではボリンジャーバンドをメインの指標にすると大変有効です。
次に2時間足を検証します。2009年6月18日〜6月30日まで11日間です。
売買ルールは
・ローソク足がボリンジャーバンドの−2σを下抜け、スローストキャスティクスが25%以下で買い。
・ローソク足がボリンジャーバンドの2σを上抜け、スローストキャスティクスが75%以下で売り。
2時間足の決済ルールは
・1円逆方向に動いたら損切り決済とします。
・買いポジション保有時にスローストキャスティクスが80%以下で決済
・売りポジション保有時にスローストキャスティクスが20%以下で決済
またパラメーターはボリンジャーバンドの移動平均線が25
スローストキャスティクスのパラメーターは%kが3、%Dを3とします。
紫が買いシグナル、オレンジが売りシグナルです。
上記の図はFXプライムのチャートを一部加筆したものです。
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今回の相場状況では+の収支の結果になりましたが、
2時間足のボリンジャーバンドではトレンドの転換を測りにくく、レンジ相場が続くのか、
トレンドが形成されるのか判断が難しいです。
ボリンジャーバンドの移動平均線がをもう少し短く取って良いかもしれませんが、
ボリンジャーバンドをメインで使うのであれば日足以上の長い期間をお勧めします。