前項で代表的なテクニカル分析の使い方を説明しましたが、一つのテクニカル分析で買い
シグナルまたは売りシグナルのサインが出たとしても、それだけで勝てる訳ではありません。
それぞれのテクニカル分析には特徴があり、得意な相場とそうでない相場があります。
得意でない相場で使うと『ダマシ』のサインも多くなります。
このダマシのサインを減らす為に、テクニカル分析を併用します。
一般的に使われる組み合わせは、トレンド系とオシレーター系、トレンド系とトレンド系です。
トレンド系とオシレーター系の組み合わせでは、トレンド系の指標をメインに使い、
オシレーター系の指標を補助としてフィルターにかけて精度を上げるというものです。
トレンド系はレンジ相場ではダマシが多くなるので、オシレーター系の指標で補うことができます。
トレンド系とトレンド系の指標では主にトレンドの転換点を狙った
エントリーポイントを測る為に使われます。2つ以上のトレンド系の指標で、
トレンドの転換を確認する事で精度を上げる事ができます。
しかし併用するテクニカル分析は多くても3つ、基本的には2つと考えてください。
あまり多用すると逆に精度が落ちたり、
エントリーポイントを逃してしまうケースが増えてきて非常に非効率です。
テクニカル分析はできるだけシンプルにして、その特徴を理解する事が重要です。