MACDとRSIを併用した分析を検証していきます。
MACDはトレンド系の指標でトレンドの転換点では有効なサインを出してくれますが、
レンジ相場ではダマシが多い特徴があります。
そこでオシレーター系のRSIを使ってフィルターをかけます。
売買ルールは
・RSIが25%以下でMACDが反転しゴールデンクロスする手前で買い。
・RSIが25%以下でMACDが反転しデッドクロスする手前で売り。
RSIは変動が早い為、MACDの向きが反転したら(クロスする手前)エントリーします。
決済ルールは
・買いポジション保有時にMACDがデッドクロスしたら決済
・売りポジション保有時にMACDがゴールデンクロスしたら決済
またパラメーターはMACDのMACD線を12日―26日、シグナル線を9日、RSIは9日に設定します。
まずは米ドル/円の日足チャートで2009年1月〜6月までの半年間を検証します。
紫が買いシグナル、オレンジが売りシグナルです。
上記の図はFXプライムのチャートを一部加筆したものです。
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特徴はRSIの売買シグナルの方がMACDの売買シグナルに比べて早い点です。
MACDがゴールデンクロスするのを待っていると、RSIの値が大分動いてしまいます。
ですのでMACDがクロスするのを待たずに、RSIでシグナルが出て、
MACDが反転したらエントリーすると早く動けます。
もちろん早めにエントリーする分、リスクが伴います。
また日足チャートで実践すると半年間で2回のトレードチャンスしかなく、
他の組み合わせと比べると少ないです。
他の組み合わせに比べ含み益も少ないので非効率的と言えるかもしれません。
日足チャートでMACDと組み合わせるならば、ボリンジャーバンドの組み合わせの方が効率的と言えるでしょう。
次に2時間足を検証します。2009年5月28日〜6月11日までの約2週間です。
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RSIに関しては短い期間の方が比較的、精度の高いシグナルを出してくれるようです。
MACDのシグナルの正確性を確かめる為に、補助的に使うと便利です。
RSIは初心者でも簡単に使う事ができるので、短い期間ではお勧めの組み合わせです。